ペットを守るために、飼い主が病気の説明や治療内容を理解することは重要です。
獣医師と充分な意見交換をすることで治療方針はさらに明確になってゆきます。
獣医師から手術や治療について説明がある場合、どのような内容であるのかを飼い主が理解できるといっそう詳細な話し合いが可能です。
さて、当HP掲示板では、これまでさまざまな医学的話題が議論されてきました。
また読者(飼い主、獣医療者)の皆様からも関連するご質問やご意見をメールで頂戴しております。
そこで、皆様の関心が高かった内容について以下に記載していきます。
今後、順次追加予定です。
(6)抗生剤品質 NEW
手術関連
(1) 縫合糸
「創の治りが今ひとつ良くない。縫った場所が化膿した。術後出血した。手術創が開いて再縫合した。」
その時、縫合糸は適切に使用されたのでしょうか? 縫合糸の正しい選択は手術の成功に不可欠です。糸1本の使い方を誤ったための再手術再縫合はごめんです。
(2) 結紮(糸結び)
1本1本確実な結紮を繰り返すことが何よりも重要です。1本の緩みですべてが失敗に終わることさえあります。
(3) 縫合(組織別)
各組織はそれぞれの特徴を持っています。そのため、組織によって異なる縫合が必要になります。さまざまな縫合法を修得しておくと手術操作がより安全になります。
(4) 止血
手術の成功の鍵は出血コントロールにあります。緊急出血時に対応できる能力は術者の信頼につながります。
感染症関連
(1) 院内感染症と多剤耐性菌
治療の歴史は感染症との闘いの歴史でもあります。感染症治療の前提は細菌の正体を知ることです。
(2) 手洗い消毒 ![]()
院内感染症では医療者が感染源になる例がほとんどです。手洗いにより、治療者自身を感染から守るとともに、他者への感染または院内感染の防止に努めましょう。
(3) 抗生剤基礎知識 ![]()
抗生剤の一般的事項。 抗生剤の分類、βラクタム環構造、使用法、肝腎機能障害時の注意点。
(4) 抗生剤 その1
感染菌を決定したら次いで抗生剤を決定します。そのためには抗生剤の種類と特徴と適応を知る必要があります。
(5) 抗生剤 その2 ![]()
臓器移行性、薬剤相互作用、副作用について記載しています。
(6) 抗生剤 品質について
特に溶解後の安定性に関する記載。 ![]()
(7) 真菌と抗真菌剤 ![]()
感染症は細菌以外にも真菌の存在も忘れてはなりません。その可能性を疑うことから治療が始まります。
(8) 微生物検査
確実な感染症の診断と治療のためには、微生物の存在を検索する必要があります。
一般薬関連
(1) 副腎皮質ステロイド
副作用に十分注意して有効に活用すべき薬剤です。
(2) 輸 液
輸液はもっとも基本的な治療法です。
全身状態を把握する能力と緻密な輸液管理が重要です。
輸液(点滴)を満足にできない医療者は、【お話になりません】。
(3) 麻 酔 ![]()
麻酔は手術のための基本的手技です。医療者は麻酔法と麻酔薬を熟知のうえ麻酔をかけましょう。
治療に関する事項
(1) 獣医療の品位を落とす治療
飼い主を愚弄する治療は獣医療の恥です。
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2005年10月6日開始
「飼い主のための獣医療基礎知識」